新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真（国立感染症研究所提供）　新型コロナウイルスの感染拡大に伴い沖縄県が飲食店や接待を伴う遊興施設を対象に、時短営業を要請することが28日、分かった。29日の対策本部会議で期間や対象地域などを最終決定する。会議後、玉城デニー知事が時短要請を盛り込んだ緊急特別対策を発表する見通し。

【緊急事態宣言の前と後】人出はどう変わった？　一番変わったのはあの商業施設の周辺

　県は28日午後、県庁で経済?文化団体と意見交換する経済対策関係団体会議を開いた。県によると、時短営業の実施について感染拡大が続いていることから反対する意見は出なかったという。県は協力金の予算措置について、国と協議する。

　経済団体との意見交換で照屋義実副知事は、新規感染者数が8日以降、19日連続で前週を上回り、27日の1週間合計は449人と前週より77％増となるなど「感染拡大のスピードが上昇している」との認識を示した。

　その上で、「ゴールデンウイークの大型連休に経済活動を展開できるよう危機感を持って早急な対策を講じる必要がある。厳しい措置を含めての対応を視野に入れ、29日に対策本部会議を開き、必要な緊急特別対策の実施についての知事コメントを発出する予定」と語り、理解を求めた。